リサイクルトナーなる存在に関しては、既にかなり以前からそのメリットとデメリットも数多く囁かれており、肯定派と否定派の意見が明確に分かれる消耗品の代表格と言えるでしょう。ちなみにこの製品を補足説明すると、純正の使用隅のトナーの外装を分解洗浄から、コストを抑えたトナーを再度中身に詰めて再出荷するリサイクル製品であり、カートリッジのみが純正品と同一規格のため、該当機種への装着が可能な商品です。
純正品と比較して市場流通価格が安く、専門のネットショップや大手量販店などを中心に、着実に売り上げを伸ばしており、特に大量に使用する業種の方々にとっては嬉しい存在です。一方で純正品ではない格安トナーの品質に疑問の声が存在するのも事実で、目詰まりなどのトラフル、印刷物の画質が悪く不均一など、業務上の別のリスクが指摘されているのも事実です。
こうしたリサイクルトナーに対する警鐘を、各メーカーの販売戦略と市場確保の意図に基づく情報操作と受け取るのか否か、エンドユーザーに判断が委ねられる部分も見過せません。純正品と比較しての価格面のメリットと、品質面で囁かれるデメリットが背中合わせとなるのは、トナーに限った話ではありません。
選択に際しては双方の特性を正しく理解から、総合的な視点からの判断が求められます。